BOOKSELLERS CLOTHING issue

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booksellersclothing_issue

・ 【Essayの日】  毎月第一金曜日の ・
【Essayの日】

 毎月第一金曜日の夜(今回は例外です)に、BOOKSELLERS CLOTHING issueによる「本」をテーマとしたエッセイが(Website⇨Essayから)お楽しみいただけます。

 2023年5月、60篇のテーマは「白黒映画と本」。慌しく過ぎる毎日に、ひとときの休息を。

【白黒映画と本】
 #60 文・藤田雅史

 このところ、いまひとつ本を読む気分になれない。新しい本を手に取っても気持ちがまったく上がらない。むしろ今はちょっと活字から離れたい。そういうときがたまにある。あの子のことは好きだけれど、今は距離を置いてひとりきりになりたい。そんなときがあるように。

 それでこの3週間ほど、まったく活字の本を読んでいない。ではいつも本を読んでいた時間に何をしているかというと、マンガを読み、そして映画を見ている。

続きはWebsite内⇨Essayへ。

#booksellersclothingissue 
#issuance
#essay
#本屋 #書店 
#ちょっと本屋に行ってくる
#藤田雅史
#エッセイの日
・ いよいよ始まりました、 今日から ・
いよいよ始まりました、
今日から5月7日までの5日間。
Hand Saw Press 春のZINE祭りat 渋谷ヒカリエ8Fに〈水内実歌子& issuance〉で参加しています。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

@handsawpress 
@mikako_mizuuchi 

水内実歌子さんの作品に加えて、BOOKSELLERS CLOTHING  issueのTシャツ、トートバッグ、書籍「ちょっと本屋に行ってくる。」、先日ご紹介したリソグラフのポスターも販売しています。

BOOK issueシリーズ、
下記アーティストのデザインを販売します。

中山信一さん
@nakayamashinichi 

Boojilさん
@boojil 

おほしんたろうさん
@ohoshintaro 

そで山かほ子さん
@sodekaho 

期間 : 2023年5月3日(水)〜5月7日(日)
時間 : 11:00〜20:00
場所 : 渋谷ヒカリエ8F @hikarie8 
入場無料

#booksellersclothingissue 
#issuance
#ちょっと本屋に行ってくる 
#水内実歌子
#zine祭 
#渋谷ヒカリエ8f
・
話題のアーティストやインディペンデント出版者が集まって、ZINEやアートブック、雑貨を持ち寄ったフリーマーケット。

Hand Saw Press 春のZINE祭りat 渋谷ヒカリエ8Fに〈水内実歌子& issuance〉で参加します。お時間あれば、ぜひお立ち寄りください。

@handsawpress 
@mikako_mizuuchi 

水内実歌子さんの作品に加えて、BOOKSELLERS CLOTHING  issueのTシャツ、トートバッグ、書籍「ちょっと本屋に行ってくる。」、先日ご紹介したリソグラフのポスターも販売します。

BOOK issueシリーズ、
下記アーティストのデザインを販売します。

中山信一さん
@nakayamashinichi 

Boojilさん
@boojil 

おほしんたろうさん
@ohoshintaro 

そで山かほ子さん
@sodekaho 

期間 : 2023年5月3日(水)〜5月7日(日)
時間 : 11:00〜20:00
場所 : 渋谷ヒカリエ8F @hikarie8 
入場無料

#booksellersclothingissue 
#issuance
#ちょっと本屋に行ってくる 
#水内実歌子
#zine祭
・
BOOKSELLERS CLOTHING issue 取扱店の証として、お客様に対して視覚的に目印となるポスターを制作しました。

書店の空間を彩る作品にするべく、デザインは水内実歌子さんに担当していただきました。書店員の皆様に気に入っていただけることを願っています。

------------------------------
”Material drawing”2023 

水内 実歌子/ Mikako Mizuuchi
Graphic designer, Illustrator
@mikako_mizuuchi 
------------------------------

#issuance
#booksellersclothingissue
#mikakomizuuchi
#drawing 
#design
#book
#poster
・
『BOOKMARK ANIMALS』
-書斎に生息する動物たち-

微かに青みがかった美しい白磁の器が象徴的、陶芸家「阿部 春弥」さんとつくったブックマーク。

全6種 / 栗鼠、梟、犬、猫、羊、駱駝

昨年8月に福岡で開催したPOP UPでの先行販売を経て、いよいよ正式に発売いたします。

先ずはこちらの2店舗で取扱いをはじめます。よろしくお願いします。

【東京】
世田谷文学館

【Hawaii】
 Bas bookshop
@bas_bookshop 

-阿部 春弥 Haruya Abe-
@abe_haruya 
1982年長野県上田生まれ
愛知県立窯業高等学校技術専門校を修了後、備前陶芸家、山本出氏に師事。
2004年20代で長野上田市にて築窯

#陶芸家
#阿部春弥
#bookmark
#世田谷文学館
#basbookshop
・
『BOOKMARK ANIMALS』
-書斎に生息する動物たち-

微かに青みがかった美しい白磁の器が象徴的、陶芸家「阿部 春弥」さんとつくったブックマーク。

全6種 / 栗鼠、梟、犬、猫、羊、駱駝

昨年8月に福岡で開催したPOP UPでの先行販売を経て、いよいよ正式に発売いたします。

先ずはこちらの2店舗で取扱いをはじめます。
どうぞよろしくお願いいたします。

【東京】
世田谷文学館

【Hawaii】
 Bas bookshop
@bas_bookshop 

-阿部 春弥 Haruya Abe-
@abe_haruya 
1982年長野県上田生まれ
愛知県立窯業高等学校技術専門校を修了後、備前陶芸家、山本出氏に師事。
2004年20代で長野上田市にて築窯

#陶芸家
#阿部春弥
#bookmark
#世田谷文学館
#basbookshop
・
『BOOKMARK ANIMALS』
-書斎に生息する動物たち-

微かに青みがかった美しい白磁の器が象徴的、陶芸家「阿部 春弥」さんとつくったブックマーク。

全6種 / 栗鼠、梟、犬、猫、羊、駱駝

昨年8月に福岡で開催したPOP UPでの先行販売を経て、いよいよ正式に発売いたします。

先ずはこちらの2店舗で取扱いをはじめます。
どうぞよろしくお願いいたします。

【東京】
世田谷文学館

【Hawaii】
 Bas bookshop
@bas_bookshop 

-阿部 春弥 Haruya Abe-
@abe_haruya 
1982年長野県上田生まれ
愛知県立窯業高等学校技術専門校を修了後、備前陶芸家、山本出氏に師事。
2004年20代で長野上田市にて築窯

#陶芸家
#阿部春弥
#bookmark
#世田谷文学館
#basbookshop
・ BOOKSELLERS CLOTHING issue 2023 Collection Th ・
BOOKSELLERS CLOTHING issue
2023 Collection

The new design will be released in late May 2023. We will inform you of the sales store at a later date.
Stay tuned.

5月下旬より順次販売を予定しています。
取扱い書店は、改めてお知らせいたします。

#booksellersclothingissue
#2023collection
#issuance 

Direction of Photography / Styling / Hair : ヤマザキケンユウ
Make-up : RUKI

TO THE BOOKSTORE.
本屋へ行こう。
・ BOOKSELLERS CLOTHING issue 2023 Collection Th ・
BOOKSELLERS CLOTHING issue
2023 Collection

The new design will be released in late May 2023. We will inform you of the sales store at a later date.
Stay tuned.

5月下旬より順次販売を予定しています。
取扱い書店は、改めてお知らせいたします。

#booksellersclothingissue
#2023collection
#issuance 

Direction of Photography / Styling / Hair : ヤマザキケンユウ
Make-up : RUKI

TO THE BOOKSTORE.
本屋へ行こう。
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BOOKSELLERS CLOTHING issue
2023 Collection

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Stay tuned.

5月下旬より順次販売を予定しています。
取扱い書店は、改めてお知らせいたします。

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#2023collection
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Direction of Photography / Styling / Hair : ヤマザキケンユウ
Make-up : RUKI

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本屋へ行こう。
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Make-up : RUKI

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取扱い書店は、改めてお知らせいたします。

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本屋へ行こう。
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BOOKSELLERS CLOTHING issue
2023 Collection

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取扱い書店は、改めてお知らせいたします。

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#2023collection
#issuance
#bookseller
#bookstore
#books

Direction of Photography / Styling / Hair : ヤマザキケンユウ

TO THE BOOKSTORE.
本屋へ行こう。
・
人生が1時間だとしたら
春は15分
その間に
ただしい箸の持ち方と
自転車の乗り方を覚え
世界中の町の名前と河の名前を覚え
さらに
たくさんの規律や言葉やお別れの仕方を覚え
それから
覚えたての自転車に乗って
どこか遠くの町で
恋をして
ふられて泣くんだ

人生が1時間だとしたら
残りの45分
きっとその
春の楽しかった思い出だけで生きられる

『高階杞一詩集』より

春爛漫の候、いかがお過ごしですか。
日頃より、本ブランドをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

2023年4月23日、BOOKSELLERS  CLOTHING issueは活動開始から5年が経ちます。

6年目もどうぞ宜しくお願い致します。

@booksellersclothing_issue 

#issuance 
#booksellersclothingissue 
#tothebookstore
#本屋へ行こう
・ 【Essayの日】 毎月第一金曜日の夜 ・
【Essayの日】

毎月第一金曜日の夜に、BOOKSELLERS CLOTHING issueによる「本」をテーマとしたエッセイが(Website⇨Essayから)お楽しみいただけます。

2023年4月、59篇のテーマは「英語学習と本」。慌しく過ぎる毎日に、ひとときの休息を。

【英語学習と本】
 #59 文・藤田雅史

 3月の終わりのある日、ぽっかりと時間が空いた。夕方まで予定していた仕事が、思いのほか早く昼過ぎに終わって、その日のスケジュールに3時間ほどの空白ができた。去年の暮れからずっと忙しく、特に年度末は時間と締切に追われながら過ごしていたので「何をしてもいい3時間のフリータイム」はちょっと特別な時間に感じられた。

 何をしようか。3時間もあればけっこう何でもできる。でもこういうときの自由時間というのは、案外うまく使えないものだ。横になってぐったり休みたいという気分ではなく、かといって他の仕事を前倒ししてやるような気力も残っていない。映画でも見に行こうかな、と思ったものの、都合のいい上映時間の見たい作品が近所の映画館にはなかった。

続きはWebsite内⇨Essayへ。

#booksellersclothingissue 
#issuance
#essay
#本屋 #書店 
#ちょっと本屋に行ってくる
#藤田雅史
#エッセイの日
・ 【Essayの日】 毎月第一金曜日の夜 ・
【Essayの日】

毎月第一金曜日の夜に、BOOKSELLERS CLOTHING issueによる「本」をテーマとしたエッセイが(Website⇨Essayから)お楽しみいただけます。

2023年3月、58篇のテーマは「旅と本」。慌しく過ぎる毎日に、ひとときの休息を。

【旅と本】
 #58 文・藤田雅史

 雑誌ではあるが、売り物ではない。売り物ではないのに、ちゃんとした雑誌である。フリーペーパーかといえば、フリーペーパーなのかもしれないが、そんじょそこらのフリーペーパーとはクオリティが違う。

 機内誌が好きだ。とくに日本航空(JAL)と全日空(ANA)の飛行機の座席の前のポケットに差し込まれているあの雑誌。『SKYWARD』と『翼の王国』。機内でのひまつぶしに最適で、しかも、読めば世界中のいろんな場所に連れて行ってくれる。

 そういえばもう長いこと飛行機に乗っていない。コロナ禍で気軽に旅行できなくなったからというのもあるけれど、いや、考えてみればその前からずいぶん乗っていなかった。学生のときは、旅行なんてこの先いくらでもできると思っていた。時間だけはたっぷりあったから、いつでもどこでも、お金さえあれば自由に行ける。そう思っていた。

 でも実際はそうではなかった。仕事に追われたり、結婚したり、子どもが生まれたり、大人と呼ばれる年齢になると、日常生活はなかなか「自由な旅」を許してくれない。次第に、どこかへ行きたい、という興味も薄れていった。今、僕は42歳。あと何年かして、子どもに手がかからなくなり、それなりに蓄えもできれば、今度こそ自由にどこかに旅行できるだろうか。

 さて、先日、久しぶりに機内誌を手にとった。飛行機に乗ったわけではない。旅行で大阪に行った母が、お土産にくれたのだ。どんなお土産より、行き帰りの飛行機の機内誌は嬉しい。どうせ旅行するなら、できたら月をまたいで、行きは先月、帰りは今月、の機内誌を持ち帰ってきてくれないものかと、わがままなことを思う。

 母が利用したのは日本航空だったので、お土産のそれは『SKYWARD』だった。浅田次郎のエッセイがまだ続いているとに安心し、まずはそこから目を通す。機内誌のレイアウトにはゆとりがあって、読みやすい。イラストも美しい。このクオリティが好きだ。

 そういえば以前、全日空の『翼の王国』に吉田修一が連載をもっていて(小説のときもエッセイのときもあったような)、そのシリーズを読みたいがために、ネットオークションで『翼の王国』1年分を落札したことがあった。同じく『翼の王国』には、かつてオキ・シローの掌編も連載されていた。ショート・ショートの分量でサクッと楽しめるそのカクテル・ストーリーは、僕にとって、「お話っていうのは、こういうふうに作るんだよ」という短篇作法のお手本のようなものでもあった。(つい最近自分が上梓した短篇集の中に、オキ・シローっぽく書いてみよう、と思って作ったカクテル・ストーリーが一本ある。「最後のオレンジブロッサム」というタイトルで、このタイトルもそれっぽくつけたつもりだ。分かる人にはきっと、分かってもらえる気がする。)

続きはWebsite内⇨Essayへ。

#booksellersclothingissue 
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#essay
#本屋 #書店 
#ちょっと本屋に行ってくる
#藤田雅史
#エッセイの日
・ 【Essayの日】 毎月第一金曜日の夜 ・
【Essayの日】

毎月第一金曜日の夜に、BOOKSELLERS CLOTHING issueによる「本」をテーマとしたエッセイが(Website⇨Essayから)お楽しみいただけます。

※今回は諸事情により、土曜日の正午にお届けいたします。

2023年2月、57篇のテーマは「束見本と本」。慌しく過ぎる毎日に、ひとときの休息を。

【束見本と本】
 #57 文・藤田雅史

 このところ、ずっと原稿に向き合う毎日だ。3月に新しい本が出るので、その校正作業で忙しい。忙しい、といってもただ読んで直して読んで直してを繰り返すだけだから、見た目的にはちっちとも慌ただしくない。忙しそうに見えない。でも校正というのは非常に神経を使う。集中力が必要だ。早朝からスタバにこもって赤ペン片手にゲラを読み、事務所にこもってMacでそれを直し、とにかく気が抜けない。週明けには最終のゲラがやってくる。まさに今、佳境なのだ。

 そんな中、出版社の担当さんが打ち合わせのためにやってきた。

 「届きましたよ」

 そう言っておもむろに鞄から取り出したのは、差し入れではない。土産でもない。束見本である。

 束見本。本を作るとき、実際に使用するのと同じ紙、サイズ、ページ数で作る「本のサンプル」が束見本だ。(たばみほん)ではなく、(つかみほん)と読む。印刷工程に入る前に、実物の重さやサイズ感、手触り、雰囲気の確認を行うために必要なもので、本の筆者が毎回必ずそれを手に取るかというとそうとは限らないのだが、今回は手に取ることができた。

 校正中なので原稿はまだ揃っていない。だから当然中身はない。真っ白だ。でも、表紙、見返し、本文、すべて本番と同じ指定用紙で製本されているので、それは完全な本である。素っ裸の、生まれたばかりの、まだ言葉を知らないピュアな本。そんな感じだ。

「これ、いいですね」「いいよね」「いいよ」「うん、サイズもいい」「うん、ちょうどいい」「うん」「うん」「いいね」「いいね」

 気に入ったものが目の前にあるとき、人間に語彙は不要だ。「いいね」をひたすら言い合って、何冊かあるうちの一冊をわけてもらった。

 束見本が好きだ。そこにはひとつの文章も、ひとつの言葉も、ひとつの物語もない。でも、ちゃんと本なのである。

続きはWebsite内⇨Essayへ。

#booksellersclothingissue 
#issuance
#essay
#文筆 #本屋 #書店 
#ちょっと本屋に行ってくる
#藤田雅史
#エッセイの日 
#次の日
・ 【Essayの日】 新年あけましておめ ・
【Essayの日】

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて、2023年最初の投稿はこちら。
毎月第一金曜日の夜に、BOOKSELLERS CLOTHING issueによる「本」をテーマとしたエッセイが(Website⇨Essayから)お楽しみいただけます。

2023年1月、56篇のテーマは「連休と本」。慌しく過ぎる毎日に、ひとときの休息を。

【連休と本】
 #56 文・藤田雅史

 旅行の前に本屋に本を買いに行くことはすでに書いた(拙著『ちょっと本屋に行ってくる。』P125「旅の重さ」の項を参照)。旅先の情報を仕入れるため、という旅行ならではの目的ももちろんあるが、それよりも、どちらかといえば旅先や旅の途中での退屈しのぎのためである。旅とは「非日常の数日間」だ。でも、数日間ずっと新しいものを見たり、新しい場所を歩いたりしているわけではない。遊びの途中には必ず小休止の時間があり、退屈もついてまわる。時差ボケで夜うまく眠れないことも、逆に朝早く目覚めすぎてしまうこともある。本はそんな隙間の時間にちょうどいい。

 で、「非日常の数日間」ということでいえば、年末年始などの大型連休もまた旅のようなものである。実際に故郷への帰省がイコール旅行である人もいるだろうし、僕のように遠くに帰省する必要がなくても、やれ大掃除だ、初詣だ、親戚の集まりだ飲み会だと、予定されたイベントを渡り歩くことに、旅行と似たような「非日常の数日間」を感じる人もいる。そしてそこには、旅をするときと同じような(むしろそれ以上の、例えばこたつでみかん的な)退屈な隙間の時間が存在する。

 本を読む時間があるのだから、さて、本を買おう。

続きはWebsite内⇨Essayへ。

#booksellersclothingissue 
#issuance
#essay
#文筆 #本屋 #書店 
#ちょっと本屋に行ってくる
#藤田雅史
#エッセイの日
・
新たに四店舗で「ちょっと本屋に行ってくる。」の取扱いがはじまりました。

・BOOKS KUBRICK 箱崎店(福岡市)
@bookskubrick 

・ブックバー ひつじが(福岡市)
@hitsujiga 

・北書店(新潟市)
@northbookstore 

・知遊堂 三条店(三条市)

お近くに行かれる際は、ぜひお立ち寄りください。

【取扱い店】
・銀座 蔦屋書店
・紀伊國屋書店 横浜店
・紀伊國屋書店 札幌本店
・紀伊國屋書店 金沢大和店
・三省堂書店 新横浜店
・ふたば書房山科駅前店
・うさぎや宇都宮駅東口店
・うさぎや栃木城内店
・乃帆書房(秋田市)
・本とおくりもの ヒガクレ荘(静岡市)
・ひばりブックス(静岡市)
・TOUTEN BOOKSTORE(名古屋市)
・HUT BOOKSTORE(美濃加茂市)
・ひらく本屋 東文堂 本店(多治見市)
・奈良蔦屋書店(奈良市)
・本屋ルヌガンガ(高松市)
・六本松蔦屋書店(福岡市)
・BOOKSHOP本と羊(福岡市)
・紀伊國屋書店 新潟店
・ジュンク堂書店 新潟店
・知遊堂  亀貝店
・知遊堂 上越国府店
・ニカラ(佐渡市)
・BAR BOOK BOX(新潟市)
・BAS BOOK SHOP(HAWAII)

実店舗での購入が難しい場合は、特設オンラインショップ(issuance)をご利用ください。

TO THE BOOKSTORE.

#booksellersclothingissue
#issuance
#ちょっと本屋に行ってくる
#藤田雅史 
#bookskubrick 
#ブックバーひつじが
#北書店
#知遊堂三条店
・ 【Essayの日】 毎月第一金曜日の夜 ・
【Essayの日】

毎月第一金曜日の夜に、BOOKSELLERS CLOTHING issueによる「本」をテーマとしたエッセイが(Website⇨Essayから)お楽しみいただけます。

2022年12月、55篇のテーマは「ながらと本」。慌しく過ぎる毎日に、ひとときの休息を。

【ながらと本】
 #55 文・藤田雅史

 本を読むことに夢中になると、読むこと以外のすべてが面倒くさくなるときがある。

 例えば、いよいよ残り20ページをきったサスペンス巨編、決勝戦9回裏ツーアウト満塁の野球コミック、ベッドイン直前の純愛小説。クライマックスを迎えたとき、人は容易に本を手放すことなどできない。

 だから人は、食事をしながら本を読んだりするし、授業中にジャンプを読んだりするし、取引先から送られてきた企画書の資料を精査するふりをして会議室の壁を背にスマホでマンガを読んだりする。

 気持ちはわかる。だけど、それがあまり褒められたことではないこともわかる。先日、息子が食事中に本を読んでいたので、「食べるか読むかどっちかにしなさい」と注意した。いや、どっちかにしなさいではだめだ、「読む」の方を選んでしまう、と思い直し、「食事中は読まないの!」と強く言い直した。聞き分けのいい息子は少し残念そうな顔になったが、父親に言われたとおり、本を閉じた。

続きはWebsite内⇨Essayへ。

#booksellersclothingissue 
#issuance
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#文筆 #本屋 #書店 
#ちょっと本屋に行ってくる
#藤田雅史
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【Essayの日】

毎月第一金曜日の夜に、BOOKSELLERS CLOTHING issueによる「本」をテーマとしたエッセイが(Website⇨Essayから)お楽しみいただけます。

2022年11月、54篇のテーマは「ギターと本」。慌しく過ぎる毎日に、ひとときの休息を。

【ギターと本】
 #54 文・藤田雅史

 事務所にギターが一本ある。地元の島村楽器で見つけた国産のアコースティックギターで、渋く深みのあるボディの色が気に入って、十年くらい前に買った。しばらく自宅に置いていたが、最近は事務所の片隅にいつも立てかけておいて、仕事でひと息つきたいとき、何もやる気が起こらないとき、思いついたように手に取ってジャカジャカやっている。

 今、「弾いている」と書かずに、「ジャカジャカやっている」という言葉を使ったのは、僕のギターの腕前がとても「弾く」というレベルにないからだ。「弾く」というのは「自由に音楽を奏でる」というような意味で、僕の場合はただコードをかき鳴らしたり、指に覚えこませたフレーズだけをポロポロやって満足しているだけ。永遠の初心者。ビギナーレベルから十年抜け出せない。情けないが、弾けないものは弾けないのだから仕方がない。もちろん弾きたい。弾きたいからギターを買った。そして弾きたいから教本も買った。なのになぜか、ギターは弾けないのに教本だけが何冊も積み上がっている。

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