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90 – 上下巻と本

90 – 上下巻と本

Essay 上下巻と本 #90|文・藤田雅史   本屋にふらりと立ち寄って、好きな作家の新刊を見つけたときの嬉しさは、本が好きな人ならきっと誰もが共感してくれるだろう。売場がその一角だけ輝いて見える。...

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89 – ネット通販と本

89 – ネット通販と本

Essay ネット通販と本 #89|文・藤田雅史   しばしば、ネット通販で本を買う。ネット通販、というか、僕の場合それはほとんどAmazonで、読みたい本があるけど本屋に買いに行く時間がもったいない...

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88 – 売り場と本

88 – 売り場と本

Essay 売り場と本 #88|文・藤田雅史   自分の書いた本が発売されると、それが本屋の売り場に本当に並べられているのか、気になってしまう。 あ、ある。あるある。よかった。それを確かめたくて、本屋...

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87 – 町と本

87 – 町と本

Essay 町と本 #87|文・藤田雅史 仕事場のすぐ近く、100メートルも離れていない場所で、今、マンションの取り壊し工事が行われている。窓からおもてを見れば、昭和の時代からあるその古い建物は防音ネ...

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86 – ルールと本

86 – ルールと本

Essay ルールと本 #86|文・藤田雅史 先日、仕事のミーティング中に、本の扱い方の話になった。全員で回覧する資料の本を僕がテーブルの上にどすんと置き、「この本を二週間かけてみんなで回してめくって...

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85 – 脱稿と本

85 – 脱稿と本

Essay 脱稿と本 #85|文・藤田雅史 冒頭からいきなりの宣伝で恐縮ですが、『ちょっと本屋に行ってくる。』の続巻が刊行されることになりました。パチパチパチ。前巻と同じテンションの「本と本屋にまつわ...

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84 – 老眼と本

84 – 老眼と本

Essay 老眼と本 #84|文・藤田雅史 遠い未来の話をするとき、人は遠い未来を想像しきれない。千早茜の『神様の暇つぶし』を文庫で読んでいたら、その中に、《 突然の事故で父を失ってなおも、私は死のに...

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83 – 発売日と本

83 – 発売日と本

Essay 発売日と本 #83|文・藤田雅史 小学生のときによく通っていた本屋は、とても小さな本屋だった。 隣の小学校区の商店街にあって、家からは歩いて十五分ほど。八百屋と蕎麦屋と不動産屋を過ぎたあた...

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82 – 雨漏りと本(後編)

82 – 雨漏りと本(後編)

Essay 雨漏りと本(後編) #82|文・藤田雅史 (前編はこちら) さて、そんなわけで書庫に最大の危機が訪れようとしていた。 本棚の前に立って見上げる天井の壁紙は、雨漏りによって明らかに色が濃く変...

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81 – 雨漏りと本(前編)

81 – 雨漏りと本(前編)

Essay 雨漏りと本(前編) #81|文・藤田雅史 今回は、拙著『ちょっと本屋に行ってくる。』の「本棚、マイワールド」「続 本棚、マイワールド」の項の続きとして読んでいただきたい。 いちおう簡単に説...